破壊音マイコ 制作の経緯

破壊音マイコ 制作の経緯

ヴォーカル好きの自分(編集長)は、以前よりデスボというものに興味がありました。

J-POPブームやカラオケブームを見つめ続けて、さらに演奏しないゴールデンボンバー
やボーカロイド楽曲など、ひたすら新しい音楽ブームを掲載するのに
がんばってたゲッカヨですが、 何の本かというと「歌本」というジャンルに属する本で
歌の専門誌なのです(ギターの本ってよく言われてましたが、ギターを演奏しつつ
歌う本という意味では間違ってないんですが)。

そこで人間の声の限界点ともいうべき「デスヴォイス」というものに
つねに興味がありました。
ボイトレの先生に「デスボのトレーニング方法をやって」とリクエストして
あきれられてたりもしてました。

さらにVOCALOIDの父・ヤマハの剣持さんにインタビューした時も
「デスボ、シャウトというものはVOCALOID技術で実現は難しいんです」
という話も聞いた後だったので、これはデスボのボカロがあると
面白いんじゃないかと思ったわけです。

で、とあるVOCALOIDメーカーのトップの人にどうやって作るんですか?
と聞いたところ、たいそう面倒臭い上に何より最低400万くらいかかるし半年以上
かかるしって聞いて、「こりゃ無理だ」と思ったわけです。

そんなとき、ボカロに比べて「UTAUの音声ライブラリは作るのカンタン!」
という話を聞きました。
「え?そうなの?作りたい〜!!」
この気持ちは抑えきれませんでした。

そこで2年前、シンコー・ミュージック移籍第二弾・3/23発売の「Gekkayo Vol.2」の
目玉企画としてゲッカヨ・オリジナルのUTAUの音声ライブラリを作って
配布してしまおうと思い立ったわけです。少しは宣伝にもなるかなと思いつつ。
(結果として誰でもダウンロードできる形にしたのであんまり影響なかったんですが。
でもなんかガードとかかけたり購入した人オンリーというのはUTAU文化にそぐわない
気がしたのです)

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●「Gekkayo Vol.2」(シンコー・ミュージック ※現在は入手困難)
表紙は、今では紅白歌合戦にも出演して大人気のmiwaさんでした。
写真はレコード会社のロビーで撮ったんですよ。

 

ただUTAUの音声ライブラリを普通に作っても面白くないと思いました。
そこで以前より気になってたデスボで作れないの?という気持ちが
とどめられなくなりました。
UTAUクラスタの人に聞いても、原理的には問題ないというので
もう作ることに決めました。

今度は誰がデスボをやってくれるかです。
そのとき以前から女性でデスボのすごいバンドがいるなあと気になってた
DAZZLE VISION(ダズルヴィジョン) が、ゲッカヨを出さしてくれてる
シンコー・ミュージックからCD出すっていうじゃないですか。

これはチャーンスと、正直思いました。
「きっと今までと違う層にアピールできますよ!」と説得して
DAZZLE VISIONのヴォーカリスト・Maikoさんに引き受けて貰える
ことになりました。

その頃はちょうどVOCALOIDブームが一段落し、何だかんだでVOCALOID=初音ミク
という公式に落ち着きそうな気配がし始めていた頃でした。
それが良いか悪いかは別として、その流れで聴いてくれたらびっくりするんじゃない?
という下心で○○音という苗字は必須だろうと思い、さらに名前はカタカナだろうと
意識したわけです。

そうして思いついたのが「破壊音(はかいね)マイコ」 でした。

またシャウト以外のノーマルヴォイスはあえて収録せず、シャウトのみにしたのも
わざとです。
やはり通常の歌声ならUTAU界でもツインドリルで知られる重音テトがいましたし、
ボカロですが、初音ミクやGUMIという有名キャラクターが存在したので
それと人気キャラと組み合わせて使ってもらうことによって、
再生数もアップ稼ぎやすいんじゃないかという思いがあったのです。
全編こうしたデスボ系の声で楽曲を作るというのもけっこう無理があるかな
(実際はけっこう作ってくれる人がいてうれしい驚きでしたが)
とも思いましたし。

実際の音源制作はUTAU界のカリスマ・デスおはぎサンに相談したところ、
癒やし系の音源制作エキスパートのゆらほにゃサンを紹介してもらい、
そこからまた紹介で、キャラクターイラストは美形絵師のsinさんに
お願い出来ることになりました。

実際の音源制作は、DAZZLE VISIONのMaikoさんに来てもらい、
当時四谷にあった今はなき有限会社ゲッカヨ・エンタテインメントの
編集部の社内で行いました。

編集部員が制作しているそのすぐそばで、Maikoさんが激しい
シャウトを録音しているのは、なかなかにシュールな光景でしたヨ。
2時間はかからなかったと思います。
録音はサクサクと進み、「やっぱりMaikoさんの声、かっこいいなあ」
とぼんやり思っているうちに終わりました。

そして2年前の3/23発売の「Gekkayo Vol.2」にて
デス系シャウト音源(UTAU)・破壊音マイコ
の無料配布が告知されました。

おかげさまでけっこうTwitter上でも反響があり、面白がってもらえました。
中の人であるDAZZLE VISIONのMaikoさんにも喜んで貰えました。
新しい流れの合成音声楽曲が生まれて、非常にうれしい思いでいっぱいでした。

 

デス系シャウト音源(UTAU)・破壊音マイコは
いまだに上記リンクからダウンロード可能にしてあります。

今後も新たなブレイクスルーを生み出す楽曲を生み出す引き金に
破壊音マイコ がなってくれたらこの上なくうれしいです。

●DAZZLE VISION公式情報リンク一覧
公式facebookページ
https://www.facebook.com/dazzlevision2010
レーベル公式YOUTUBEチャンネル
https://www.youtube.com/user/ebigen

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