【doaライブレポ】大人の男たちの力強いロックなコーラスぶりにしびれる!

圧倒的に力強く分厚い大人の男たちのコーラスが炸裂する3ピース・ヴォーカルバンドのdoa(ドア)。骨太なロック・サウンドはエバーグリーンな魅力にあふれ、三者三様にリードヴォーカルをとるそのスタイルは、海の向こうのアメリカンロックの肌触り。そこに大人ならではの重みのある言葉が乗り、独特の世界をつくり上げる。B’zのサポートとしてコーラスを担当したこともあるので、それで気になっていた人も多いかもしれない。

そんな彼らが2004年のデビューから昨年で10周年を迎え、今年は新しき10年の幕開けを迎えて今年1月にリリースされたのが9枚目のオリジナルアルバム『FLY HIGH』(GIZA studio)であり、そのツアーが「doa LIVE Tour 2015 -FLY HIGH-」。その最終日の公演が3月7日(土曜日)東京お台場・Zepp DiverCity Tokyoで行われた。

そもそもdoaというバンドの忘れてはならない特徴の一つに、主にリード・ヴォーカルを担当するメンバーの吉本大樹がレーシングドライバーでもあるということがある。
そこで今回は元・V系ミュージシャンでカートレーサーである優輝(ゆうき)にライブレポートをしてもらった!

ライブ直近にメンバーの徳永暁人が腰部ヘルニアを発症して手術となり、開催が危ぶまれていたが、手術を成功させての見事なる復活登場を成し遂げたステージ。
オープニングの『DRIVE AWAY』から、高い椅子に腰掛けつつも見事なベースプレイを見せる彼の姿にホッとしたファンも多いはず。数日前まで入院していたとは思えない力強い歌声とともにたちまち場内を魅了してしまう。

doaを簡単に紹介すると以下の3人である。

●徳永暁人(とくなが・あきひと)
ステージに向かって右、上手(かみて)に位置して、”徳さん”と呼ばれて親しまれている彼こそこのdoaのリーダー。ベースを巧みに操りながら繰り出すヴォーカル、コーラス時は低音部を担当。穏やかなその人柄とプレイは、怪我を押しての出演ということが信じられないくらいきっちりパワフルに魅せてくれる。

doa_Tokunaga

●吉本大樹(よしもと・だいき)
中央を立ち位置とし、レーシングドライバーとして活躍しながら主にバンドのリードヴォーカルを務めているのが彼。音域的にもコーラス時には中音部を担当し、時折ブルースハープも担当する。楽器を持たない分、ステージングが一番派手で元気にあふれている印象。

doa_Yoshimoto

●大田紳一郎(おおた・しんいちろう)
ステージに向かって左、下手(しもて)の立ち位置でdoaのロックサウンドの要となるギターサウンドを奏でるのが彼。コーラスでは高音部を担当、張りのある力強いその歌声こそ、doaのコーラスのキレを決定づけているのではないか。

doa_Ohta

今回はそこにドラム、キーボード、サイドギターのサポートメンバーを加えてのステージ。
繰り出されるサウンドは今に生きるクラシック・ロックの趣き。そしてもちろん圧倒されるのはそのコーラスワーク。海外のロックバンドにも引けをとらないその音圧と重厚感にあふれるハーモニー、なかなか日本のバンドでここまでしっかりハモるロックバンドはそうはいないと思う。

普段ヴィジュアル系として活動している自分にとっては、カジュアルなファッションでのステージング含めて、印象的なことばかりが巻き起こる。中でも4曲めの『TAKE IT EASY』は栄養を直接耳から流し込まれるようなパワーを感じさせる曲で非常に元気づけられたし、『PUSH! PUSH! 押せ押せアニマル』などのパワフルなナンバーや16曲目にも関わらず激しく盛り上がった『酔っぱライアー』は、自分が富士スピードウェイ等のサーキットでのレース前のウォームアップ時のテンションが上がっていく時のような臨場感を感じさせてくれた。

そしてラストナンバー『FLY HIGH』はアルバムタイトルにもなっている曲。「10年を越える活動を経てもなお、まだまだやれるぜ!」という大人の男たちの決断の力強さが、ミュージシャンとしての自分に勇気を与えてくれる。観客全員が会場中に紙飛行機を飛ばしたその光景こそ、夢のその向こうへ気持ちを持って行ってくれるdoaのメッセージそのものを象徴しているんじゃないだろうか。

と、ここまで力強い部分ばかり書いてしまったが、アンコールの『Goodbye Girl』に代表されるように、哀愁や切なさといったものもしっかりと味あわせてくれるのが懐の深さだとも思った。

そして全体を貫いているメンバー同士の信頼感。ただの仲の良さというのではなく、ラストの『SMILE』で見せたような心が通じあっているからこそ交わせる笑顔の素晴らしさに、バンドの絆の力強さも感じた。

ライブを終わって改めて感じたこと。それは結果を出す大切さ。同じくレーサーとして活動する吉本氏は多分、その大事さをひときわ分かっていると思うけれど、結果を出して初めて認めてもらい、自分の価値を確かめられる、それは音楽もレースも同じなんだなということ。

レーサーとしてもそうだし、doaというバンドとして結果を積み重ねてきたということもそう。中途半端ではなくやっているということの証明は、やはり結果あってこそなのではないだろうか。

ともすれば日々何となく生きている気持ちになる時もあるけれど、このdoaのライブが教えてくれたのは、限界は自分で引いた線だから、それは気持ち次第で乗り越えられるんだっていうこと。目標をしっかり持ち、夢への情熱を燃やし続けること、3人の姿を見て、改めてその気持ちの大切さを自分は感じた。

(取材・文 優輝(ミュージシャン/カートレーサー) 構成 ゲッカヨ編集部)

■9th ALBUM『FLY HIGH』(発売中/2015年1月28日発売)

■最新情報
doa Acoustic Live Tour“3WAY STREET”の開催が決定。全国47都道府県制覇を目標に、アコースティックスタイルでまわるライブツアー。5/9(土)東京・ダイバーシティ東京内“H.L.N.A SKYGARDEN 野外ステージ”にて開催される「OTODAMA 空フェス 2015 〜夏、直前の祭〜」に、doaの出演が決定。詳しくは公式HPにて。

後藤優輝(YUKI)●プロフィール

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職業:System Integrator(Programmer)/Racing Kart Driver Challenge & Fashion instagramerとしても活動中。音楽歴では過去にBass(ex.AIS ※解散)を担当。大学の経済学部を卒業後、金融系プログラマーとして会社に所属。趣味にてバンド(Bassist)活動・プロデュース、プロモーショナルモデルの他、RACING TEAM(50人)を率いてカートレーサーとして本格的な活動を画策。何事にも臆せずやりたいと思った事には意欲的に取り組む挑戦家。
レーサー活動について:JAF公認 KART RACEにて国内レース・四輪自動車国内競技においてもJAF公認ライセンスを取得後、レース活動について徐々に活動を活発化している。現在は東京・大阪にてチームを作り精力的にモータースポーツを推進第一人者として努力研鑽中。
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この記事の著者

編集長(夫)

「ゲッカヨ・オンライン~月刊歌謡曲●電子版」編集長。元・音楽雑誌「ゲッカヨ(旧・月刊歌謡曲)」編集長。現在はエンタメ〜商品レビュー、政治経済まで扱うライター業がメイン。「おためし新商品ナビ」編集も担当。

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